コラム|歯茎が下がる原因は?自力で戻せるか・治療と予防のポイント|新宿駅南口歯科三島

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公開日:2026年6月1日
最終更新日:2026年5月23日

歯茎が下がる原因は?自力で戻せるか・治療と予防のポイント

歯茎が下がって歯が長く見える、歯の根元がしみる、歯と歯の間にすき間ができてきた。このような変化があると、「自力で戻せるのか」「歯磨き粉やマッサージで治るのか」と不安になる方は多いと思います。

歯茎が下がる状態は、歯肉退縮と呼ばれることがあります。一度下がった歯茎は自然に元通りになりにくく、原因に合わせて進行を防ぐことが大切です。

背景には、歯周病、強すぎる歯磨き、歯ぎしり・食いしばり、噛み合わせ、歯並びなどが関係することがあります。見た目だけで原因を決めつけず、歯科医院で歯茎・歯周ポケット・噛み合わせを確認してもらうと判断しやすくなります。

新宿・代々木周辺で歯茎の下がりや出血が気になる方は、当院の歯周病治療予防・クリーニングも参考にしてください。

歯茎が下がって歯が長く見える状態を歯科で相談するイメージ
歯茎が下がって歯が長く見える状態を歯科で相談するイメージ

下がった歯茎は自力で戻せる?

最初に整理したいのは、「下がった歯茎を自分で戻せるか」という点です。結論からいうと、自宅ケアだけで下がった歯茎を完全に元通りにするのは難しい場合が多いです。

一度下がった歯茎は自然に元通りになりにくい

歯茎が下がると、歯の根の部分が見えやすくなります。歯茎や歯を支える組織に変化が起きている場合、自然に元の位置まで戻ることは期待しにくいです。

ただし、炎症による腫れや赤みが落ち着くことで、見え方が変わることはあります。歯茎が下がった原因が歯周病なのか、磨き方なのか、噛み合わせなのかによって必要な対応は変わります。

自宅でできるのは進行を防ぐケア

自宅でできることは、下がった歯茎を一気に戻すことではなく、これ以上悪化させにくい環境を作ることです。

やわらかめの歯ブラシで力を入れすぎずに磨く、歯間ブラシやフロスで汚れを残さない、歯ぎしりや食いしばりの癖に気づく、といったケアが基本になります。

見た目やしみる症状がある場合は歯科で相談する

歯が長く見える、冷たいものがしみる、歯と歯のすき間が目立つ、歯茎から出血する場合は、歯科医院で確認したほうがよい状態です。

特に歯周病が関係している場合は、自宅ケアだけでは歯石や歯周ポケット内の汚れを取りきれません。歯科での検査とクリーニングを組み合わせることが重要です。

歯茎が下がる主な原因

歯茎が下がる原因はひとつとは限りません。複数の要因が重なっていることもあります。

歯周病

歯周病は、歯の周りの汚れに含まれる細菌によって歯茎に炎症が起き、進行すると歯を支える骨にも影響する病気です。

厚生労働省のe-ヘルスネットでも、歯周病の症状として歯肉が下がり、歯と歯の間にすき間ができることが挙げられています。出血、腫れ、口臭、歯のぐらつきがある場合は注意が必要です。

歯周病の初期サインについては、歯周病の初期症状の記事も参考にしてください。

強すぎる歯磨き

歯をきれいにしようとして、硬い歯ブラシで強くこすりすぎると、歯茎に負担がかかることがあります。

磨く力が強い方は、歯ブラシの毛先がすぐ広がる、歯の根元が削れたように見える、同じ場所だけしみる、といった傾向が出ることがあります。

歯ぎしり・食いしばり

寝ている間の歯ぎしりや、日中の食いしばりは、歯や歯茎に大きな力をかけることがあります。

歯周病で支えが弱くなっている歯に強い力が加わると、歯茎や歯を支える組織への負担が増えやすくなります。

噛み合わせや歯並び

一部の歯に強く力がかかる噛み合わせや、歯が外側に傾いている歯並びでは、特定の歯の歯茎が下がりやすくなることがあります。

噛み合わせは自分では判断しにくいため、歯科医院で確認してもらうと原因を整理しやすくなります。

加齢・10代や20代でも起こるケース

歯茎の下がりは年齢とともに目立ちやすくなることがあります。ただし、10代や20代でも、磨き方、歯並び、矯正後の変化、歯ぎしり、歯周病リスクなどによって起こることがあります。

若いから大丈夫と考えず、変化に気づいた段階で原因を確認しておくことが大切です。

歯茎が下がっているサインと危険な目安

歯茎が下がっているかどうかは、見た目や症状から気づくことがあります。

歯が長く見える

以前より歯が長く見える場合、歯茎が下がって歯の根元が見えている可能性があります。

写真を見返して変化に気づく方もいますが、見た目だけでは進行度を判断できません。

歯の根元がしみる

歯の根元は、歯の頭の部分と比べて刺激に敏感です。歯茎が下がって根元が露出すると、冷たいもの、歯ブラシ、風などでしみることがあります。

知覚過敏の処置で症状を和らげられる場合もありますが、原因が歯周病や噛み合わせにある場合は、そこも確認が必要です。

歯と歯のすき間が目立つ

歯茎が下がると、歯と歯の間の黒いすき間が目立つことがあります。食べ物が挟まりやすくなり、清掃もしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクにもつながります。

歯ぐきの腫れ・出血・口臭がある

歯茎の下がりに加えて、腫れ、出血、口臭、膿、歯のぐらつきがある場合は、歯周病が進行している可能性があります。

歯茎の腫れについては、歯茎が腫れたときの記事でも詳しく解説しています。

歯茎が下がるのを防ぐ自宅ケア

自宅ケアでは、歯茎に負担をかけず、汚れを残さないことを意識しましょう。

歯茎が下がるのを防ぐセルフケアのイメージ
歯茎が下がるのを防ぐセルフケアのイメージ

やわらかめの歯ブラシで力を入れすぎない

歯ブラシは、毛先を歯と歯茎の境目に軽く当て、小刻みに動かします。強くこするとよく磨けるわけではありません。

歯ブラシの毛先がすぐ広がる方は、力が入りすぎている可能性があります。必要に応じて、歯科医院でブラッシング指導を受けると安心です。

歯間ブラシ・フロスで歯周病を予防する

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを落としきれないことがあります。歯間ブラシやフロスを使うことで、歯周病や虫歯の予防につながります。

歯間ブラシはサイズが合っていないと歯茎を傷つけることがあるため、無理に太いものを入れないようにしましょう。

歯茎マッサージはやりすぎない

歯茎マッサージをする場合は、強くこすらないことが大切です。

「血行をよくしたい」と思って強く押したり、硬い器具で刺激したりすると、歯茎に負担がかかることがあります。炎症や痛みがあるときは、自己流で刺激せず歯科医院に相談してください。

歯磨き粉は補助として選ぶ

歯周病予防や知覚過敏向けの歯磨き粉が役立つ場合はあります。ただし、歯磨き粉だけで下がった歯茎が戻るわけではありません。

歯磨き粉はあくまで補助と考え、磨き方、歯間清掃、歯科でのメンテナンスを合わせて行いましょう。

歯科医院でできる治療

歯茎が下がった場合の治療は、原因と症状によって変わります。

歯科医院で歯茎の状態を確認しているイメージ
歯科医院で歯茎の状態を確認しているイメージ

歯周病治療

歯周病が関係している場合は、歯周ポケットの検査、歯石除去、クリーニング、ブラッシング指導などを行います。

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、歯周治療後も定期的な管理をしないと再発することがあると説明されています。治療後のメンテナンスも重要です。

噛み合わせの確認

特定の歯に強い力がかかっている場合、噛み合わせの確認が必要です。

歯ぎしり・食いしばりが疑われる場合は、マウスピースを使って歯や顎への負担を減らすことがあります。

知覚過敏への処置

歯の根元がしみる場合は、しみ止めの薬剤を塗る、歯の表面を保護するなどの処置を検討します。

ただし、知覚過敏だけに見えても虫歯や歯周病が隠れていることがあります。まずは原因の確認が必要です。

歯肉退縮が大きい場合の外科的な選択肢

歯茎の下がりが大きく、見た目や知覚過敏が強い場合は、歯肉移植など外科的な治療が選択肢になることがあります。

すべてのケースで行えるわけではないため、歯茎の状態、歯周病の有無、清掃状態、噛み合わせなどを総合的に判断します。

歯茎が下がるのを放置するとどうなる?

歯茎が下がっても、すぐに強い痛みが出るとは限りません。しかし放置すると、次のような問題につながることがあります。

知覚過敏が強くなる

根元の露出が進むと、冷たいものや歯ブラシでしみる症状が強くなることがあります。

しみるからといって磨くのを避けると、汚れが残りやすくなり、さらに歯周病や虫歯のリスクが上がります。

虫歯・歯周病のリスクが上がる

歯の根元は虫歯になりやすい部分です。歯茎が下がって根元が露出すると、根面う蝕と呼ばれる虫歯のリスクが高まります。

歯周病が原因で歯茎が下がっている場合は、進行すると歯のぐらつきや噛みにくさにつながることもあります。

見た目の悩みにつながる

歯が長く見える、歯と歯の間にすき間がある、歯茎のラインが不揃いに見えるなど、見た目の悩みにつながることがあります。

見た目が気になる場合も、まずは歯周病や噛み合わせなどの原因を確認することが大切です。

よくある質問

一度下がった歯茎は元に戻りますか?

一度下がった歯茎は、自然に元通りになりにくい場合が多いです。

ただし、炎症を抑えたり、磨き方を見直したり、歯周病治療を受けたりすることで、進行を防ぎやすくなります。状態によっては外科的な治療を検討することもあります。

歯茎が下がってきたらどうしたらいいですか?

まずは、強く磨きすぎていないか、歯茎から出血していないか、しみる症状がないかを確認しましょう。

歯周病や噛み合わせが関係していることもあるため、気になる変化が続く場合は歯科医院で検査を受けてください。

歯茎がどのくらい下がるとやばいですか?

何ミリなら危険と自己判断するより、症状と変化を見ることが大切です。

歯が長く見える、根元がしみる、出血や腫れがある、歯がぐらつく、すき間が広がっている場合は、早めに相談しましょう。

歯茎が下がるのは20代でもありますか?

20代でも起こることがあります。強すぎる歯磨き、歯並び、歯ぎしり・食いしばり、矯正後の変化、歯周病リスクなどが関係する場合があります。

若い方でも、歯茎の変化に気づいたら早めに原因を確認しておくと安心です。

まとめ

歯茎が下がる原因には、歯周病、強すぎる歯磨き、歯ぎしり・食いしばり、噛み合わせ、歯並び、加齢などがあります。

下がった歯茎を自宅ケアだけで元通りにするのは難しいことが多く、自宅でできるのは主に進行予防です。歯が長く見える、根元がしみる、歯茎の腫れや出血がある場合は、歯科医院で原因を確認しましょう。

新宿駅南口歯科三島では、歯周病検査、クリーニング、ブラッシング指導、噛み合わせの確認など、お口の状態に合わせて対応します。

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参考情報・出典