コラム|口内炎が治らないときは歯医者?原因と受診目安を解説|新宿駅南口歯科三島

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公開日:2026年5月22日

口内炎が治らないときは歯医者?原因と受診目安を解説

「たかが口内炎、放っておけば治るだろう」

そう思って、痛みと戦いながら数週間が過ぎていませんか?

食事のたびにしみ、喋るたびに顔をしかめる。口内炎は、私たちのQOL(生活の質)を著しく下げる厄介な存在です。
しかし、実はその「治らない口内炎」の裏には、単なる疲れだけではない意外な原因や、時には見過ごせない病気のサインが隠れていることがあります。

今回は、口内炎が治らない時の受診目安や、歯科・口腔外科を選ぶべき理由について、詳しく紐解いていきましょう。

口内炎が治らないときは歯医者?原因と受診目安を解説 図解1

口内炎が治らない1週間・2週間の受診目安

口内炎は、口の中の粘膜にできる炎症で、食事のときにしみたり、会話をするときに痛みを感じたりすることがあります。
疲れやストレス、睡眠不足、栄養バランスの乱れ、口の中を噛んでしまった刺激などが原因となることも多く、身近な症状のひとつです。

一般的な口内炎は、1〜2週間ほどで自然に治ることが多いとされています。

そのため、できてから数日〜1週間程度で少しずつ痛みが軽くなっている、赤みや腫れが引いてきている、食事のときにしみにくくなっている場合は、回復に向かっている可能性があります。

ただし、口内炎で大切なのは、単に「何日経ったか」だけではありません。

改善傾向があるかどうかを確認することが重要です。

一般的な口内炎は1〜2週間で治ることが多い

口内炎ができてから1週間ほど経っても、痛みがほとんど変わらない、赤みや腫れが強いまま、大きさが変わらない、または悪化している場合は注意が必要です。

特に、食事や会話に支障が出るほど痛みが強い場合や、同じ場所に何度も繰り返しできる場合は、早めに歯科医院や口腔外科で相談すると安心です。

2週間以上続く場合は原因確認が必要

多くの口内炎は1〜2週間で治りますが、2週間以上たっても治らない場合は、単なる口内炎ではない可能性もあります。

口内炎が治りにくい背景には、次のような原因が関係している場合があります。

  • 歯の尖った部分や被せ物、入れ歯が粘膜に当たっている
  • 口の中の乾燥
  • 清掃状態
  • 免疫力の低下
  • 全身的な病気
  • 薬の影響

そのため、2週間以上続く口内炎は自己判断で放置せず、原因を確認することが大切です。

痛みが弱くても長引く場合は注意する

口内炎というと「痛いもの」というイメージがありますが、痛みが弱いからといって安心できるとは限りません。

痛みは強くなくても、なかなか治らない、同じ場所に繰り返す、触ると硬い感じがする、出血しやすい、白くただれている、赤く盛り上がっているなどの症状がある場合は注意が必要です。

痛みの強さだけで判断せず、治るまでの期間・改善傾向・見た目の変化を確認しましょう。

口内炎が治らない原因

口内炎は、通常であれば1〜2週間ほどで自然に改善することが多い症状です。

しかし、なかなか治らない場合や、同じ場所に何度もできる場合は、口の中に炎症を長引かせる原因が隠れていることがあります。

特に、歯や詰め物、入れ歯、矯正装置などが粘膜に当たり続けていると、傷が治りかけても再び刺激されてしまい、口内炎が長引く原因になります。

同じ場所を何度も噛んでいる

頬の内側や唇の裏側などを、食事中に何度も噛んでしまうことで口内炎ができることがあります。

一度できた傷を繰り返し噛んでしまうと、炎症が治りにくくなり、痛みが長引く原因になります。

噛み合わせや歯並びの影響で、特定の場所を噛みやすくなっている場合もあるため、同じ場所に繰り返し口内炎ができる場合は注意が必要です。

尖った歯・詰め物・被せ物が粘膜に当たっている

虫歯で欠けた歯、尖った歯、古くなった詰め物や被せ物の段差が、頬や舌の粘膜に当たり続けることがあります。

このような機械的な刺激が続くと、粘膜に小さな傷ができ、口内炎が治りにくくなることがあります。

「いつも同じ場所にできる」「舌や頬に引っかかる感じがある」という場合は、歯の形や詰め物・被せ物の状態を確認することが大切です。

入れ歯や矯正装置がこすれている

入れ歯の縁や金具、矯正装置のワイヤーやブラケットが粘膜にこすれることで、口内炎ができることがあります。

特に、入れ歯が合わなくなっている場合や、矯正装置が頬や唇に当たっている場合は、刺激が続くため自然に治りにくくなります。

我慢して使い続けると傷が悪化することもあるため、痛みや違和感がある場合は調整が必要です。

口の乾燥や口腔内の汚れ

口の中が乾燥していると、粘膜を守る唾液の働きが弱まり、傷ができやすくなります。
また、口腔内に汚れが多い状態では、細菌が増えやすく、口内炎の治りが遅くなることがあります。

歯磨きが不十分な場合、舌の汚れが多い場合、口呼吸をしている場合、薬の影響で唾液が少なくなっている場合などは、口内炎が長引く原因になることがあります。

疲れ・ストレス・栄養バランスの乱れ

疲れや睡眠不足、ストレスが続くと、体の抵抗力が低下し、口内炎ができやすくなることがあります。

また、栄養バランスの乱れ、特にビタミンB群や鉄分などの不足が関係することもあります。

このような場合、口内炎だけでなく、体調不良や肌荒れ、口角炎などを伴うこともあります。生活習慣を整えることも、口内炎の予防や改善には大切です。

ウイルス性・カンジダ性など通常と違う口内炎

口内炎の中には、一般的なアフタ性口内炎とは異なり、ウイルスやカビの一種であるカンジダが関係しているものもあります。

次のような場合は、通常の口内炎とは違う原因が関係している可能性があります。

  • 白い苔のようなものが広がる
  • 広範囲にただれる
  • 発熱を伴う
  • 強い痛みがある
  • 何度も繰り返す

このような場合は、市販薬だけで様子を見るのではなく、歯科医院や口腔外科で原因を確認することが大切です。

白い・痛くない口内炎の注意点

口内炎というと「赤く腫れて痛いもの」というイメージがありますが、口の中にできる病変の中には、白く見えるものや、痛みがほとんどないものもあります。

痛みがないと「そのうち治るだろう」と放置してしまいがちですが、白い病変や硬さを伴う病変の中には、通常の口内炎とは異なる原因が関係している場合もあります。特に、白い・硬い・痛くない状態が続く場合は注意が必要です。

白斑・硬結・疼痛の有無

白斑(はくはん): 表面が白く、こすっても取れない

口の中の粘膜に白く見える部分がある場合、単なる汚れや一時的な炎症ではなく、粘膜そのものが変化している可能性があります。

たとえば、頬の内側、舌、歯ぐき、唇の裏側などに白い部分があり、こすっても取れない場合は、歯科医院や口腔外科で確認してもらうことが大切です。

一時的な口内炎であれば、時間の経過とともに改善していくことが多いですが、白い状態が長く続く場合は、原因を確認する必要があります。

硬結(こうけつ): 触ると周りより硬く、しこりがある

口内炎のように見えても、触ったときに硬い、しこりのように感じる場合は注意が必要です。

通常の口内炎は、炎症によって痛みや違和感を伴うことが多いですが、硬さがある病変は、単なる粘膜の傷とは異なる場合があります。

特に、同じ場所に硬い部分が残っている、だんだん大きくなっている、周囲との境目がはっきりしている場合は、早めに確認しましょう。

疼痛(とうつう): 痛みがあるかどうか

「痛くないから大丈夫」と思ってしまう方もいますが、痛みの有無だけで安全かどうかを判断することはできません。

白い病変や硬い病変の中には、初期には強い痛みが出にくいものもあります。

そのため、痛みが弱い、または痛みがない場合でも、長引く・硬い・色が変わっている・大きくなっているといった変化がある場合は注意が必要です。

白い・硬い・痛くない病変には注意が必要

特に、「白くて、硬くて、痛くない」という病変は、単なる口内炎ではなく「白板症(はくばんしょう)」という癌化する可能性のある前癌病変や、すでに口腔がんが進行している初期症状である可能性があります。

しこり・硬さ・色の変化がある場合は確認する

色にムラがあったり、粘膜の表面がデコボコしていたり、しこりを感じる場合は、痛みがなくても直ちに口腔外科を受診してください。

舌・唇の口内炎が長引くとき

口内炎は頬の内側だけでなく、舌や唇の裏側にもできることがあります。

特に舌や唇は、食事・会話・歯との接触などで常に動いている場所のため、一度炎症が起こると刺激を受けやすく、治りにくいことがあります。

一般的な口内炎であれば1〜2週間ほどで改善することが多いですが、舌や唇の口内炎が長引く場合は、単なる炎症だけでなく、口の中の刺激が関係している可能性があります。

舌の裏は刺激を受けやすい

舌の裏側は粘膜が薄く、歯や歯ぐきの近くにあるため、刺激を受けやすい部位です。

食事中にこすれたり、会話のたびに歯に触れたりすることで、口内炎が治りにくくなることがあります。

また、舌は常に動いているため、治りかけた部分が再び刺激され、痛みや違和感が続くこともあります。

「舌の裏にできた口内炎がなかなか治らない」「話すと当たって痛い」という場合は、刺激の原因を確認することが大切です。

歯や被せ物が当たっていることがある

舌や唇の口内炎が同じ場所に繰り返しできる場合、歯や被せ物、詰め物などが粘膜に当たっていることがあります。

たとえば、次のような刺激が原因になることがあります。

欠けた歯が舌に当たっている

尖った歯の部分が粘膜を傷つけている

詰め物や被せ物の段差がこすれている

入れ歯や矯正装置が唇の裏に当たっている

噛み合わせの影響で同じ場所を噛みやすい

このような機械的な刺激が続いていると、口内炎ができても治りにくく、何度も再発することがあります。

原因となっている歯や装置を調整することで、症状が改善しやすくなる場合もあります。

舌・粘膜の症状は口腔外科で相談できる

舌や唇、頬の内側、歯ぐきなどの粘膜の症状は、歯科医院や口腔外科で相談できます。

特に、舌の裏や舌の側面にできた病変は、自分では見えにくく、口内炎なのか別の粘膜疾患なのか判断しにくいことがあります。

次のような場合は、早めに相談しましょう。

2週間以上治らない

同じ場所に繰り返しできる

歯や被せ物が当たっている感じがある

白い・赤い・硬いなど見た目の変化がある

しこりのように触れる

出血しやすい

痛みは弱いのに違和感が続く

口内炎が治らないと病気の可能性はある?

口内炎は、疲れやストレス、口の中を噛んでしまった刺激などで起こることが多く、一般的には1〜2週間ほどで自然に改善することが多い症状です。

しかし、なかなか治らない口内炎や、同じ場所に繰り返す口内炎の中には、単なる炎症ではなく、感染症や粘膜疾患、全身状態の変化が関係している場合があります。

特に、2週間以上続く場合や、白い・赤い・硬い・しこりのように触れるなどの変化がある場合は、自己判断せずに歯科医院や口腔外科で確認することが大切です。

感染症や粘膜疾患が関係することがある

口内炎のように見える症状の中には、感染症や粘膜疾患が関係しているものがあります。

たとえば、ウイルス性の口内炎では、口の中に複数の小さな潰瘍ができたり、強い痛みや発熱を伴ったりすることがあります。
また、カンジダというカビの一種が増えることで、口の中に白い膜のようなものが広がることもあります。

また、治りにくい口内炎の中には、口腔扁平苔癬や白板症などの粘膜疾患が関係している場合もあります。

口腔扁平苔癬は、頬の内側や舌などに白い網目状の模様や赤み、ただれが出ることがあります。
しみる感じやヒリヒリ感を伴うこともありますが、症状がはっきりしないこともあります。

白板症は、口の中の粘膜に白い病変が見られる状態で、こすっても取れない白い部分として気づくことがあります。

口腔がんなどは見た目だけで判断できない

長引く口内炎で特に注意したいのが、口腔がんなどとの見分けです。

口腔がんは、初期には痛みが少ないこともあり、口内炎のように見える場合があります。

白い、赤い、硬い、しこりがある、出血しやすい、同じ場所にずっと残っているなどの症状がある場合は注意が必要です。

ただし、口内炎なのか、粘膜疾患なのか、口腔がんなのかは、見た目だけで判断することはできません。

発熱や全身症状がある場合は医科も検討する

口内炎に加えて、発熱、強いだるさ、のどの痛み、皮膚の発疹、関節痛、繰り返す口内炎、体重減少などの全身症状がある場合は、口の中だけの問題ではない可能性もあります。

免疫力の低下、ウイルス感染、自己免疫疾患、血液疾患、消化器系の病気などが関係することもあるため、症状によっては内科や耳鼻咽喉科など医科での相談が必要になる場合があります。

市販薬・食べ物でできる対処

口内炎ができたときは、痛みをやわらげたり、治りを助けたりするために、市販薬や食事の工夫で対処できることがあります。

ただし、口内炎の原因によっては、市販薬だけでは改善しない場合や、薬の種類が合わない場合もあります。

特に、口内炎が長引いている場合や、同じ場所に繰り返しできる場合は、自己判断で市販薬を使い続けるのではなく、歯科医院や口腔外科で原因を確認することが大切です。

市販薬を使っても改善しない場合は受診する

口内炎用の市販薬には、塗り薬、貼り薬、スプレータイプ、うがい薬などがあります。

痛みをやわらげたり、炎症を抑えたりする目的で使われることが多く、軽い口内炎であれば症状の改善に役立つ場合があります。

しかし、市販薬を数日使ってもまったく改善しない場合や、むしろ悪化している場合は注意が必要です。

口内炎だと思っていても、歯や被せ物の刺激、入れ歯や矯正装置のこすれ、感染症、粘膜疾患などが関係していることがあります。

ステロイド系の薬が合わない口内炎もある

市販の口内炎薬の中には、炎症を抑えるためにステロイド成分が含まれているものがあります。

一般的なアフタ性口内炎では有効なことがありますが、すべての口内炎に適しているわけではありません。

たとえば、ウイルス性の口内炎やカンジダ性の口内炎など、感染が関係している場合は、ステロイド系の薬が合わないことがあります。

原因がわからないまま使い続けると、症状が長引いたり悪化したりする可能性もあるため注意が必要です。

刺激の強い食べ物を避ける

口内炎があるときは、食べ物の刺激で痛みが強くなることがあります。

特に、辛いもの、酸っぱいもの、熱すぎるもの、硬いもの、味の濃いものは、口内炎にしみたり、粘膜をさらに刺激したりすることがあります。

避けたい食べ物の例としては、以下のようなものがあります。

唐辛子や香辛料の多い料理

柑橘類や酢の物など酸味の強いもの

熱いスープや熱い飲み物

せんべい、ナッツ、硬いパンなど粘膜を傷つけやすいもの

塩分の強い食品

口内炎が痛むときは、やわらかく、刺激の少ない食事を選ぶとよいでしょう。

口内炎が治らないときは歯医者?原因と受診目安を解説 図解2

おかゆ、うどん、豆腐、卵料理、スープ、ヨーグルトなど、口の中に負担が少ないものがおすすめです。

睡眠と栄養を整える

口内炎は、疲れや睡眠不足、ストレス、栄養バランスの乱れが関係してできることがあります。

そのため、薬だけに頼るのではなく、体調を整えることも大切です。

特に、睡眠不足が続いている場合や、忙しくて食事が偏っている場合は、粘膜の回復が遅くなることがあります。

ビタミンB群、鉄分、たんぱく質などを意識しながら、バランスのよい食事を心がけましょう。

また、口の中を清潔に保つことも大切です。

痛みがあると歯磨きがしづらくなりますが、磨き残しが増えると細菌が繁殖しやすくなり、口内炎の治りが悪くなることがあります。
やわらかめの歯ブラシを使い、無理のない範囲で清潔を保ちましょう。

口内炎は何科?歯医者・口腔外科の選び方

口内炎ができたとき、「歯医者に行けばいいのか」「口腔外科なのか」「内科や耳鼻科の方がいいのか」と迷う方は少なくありません。

口内炎は口の中にできる症状ですが、原因によって相談先が変わることがあります。

一般的な口内炎であれば、歯科医院で相談できることが多く、特に歯や被せ物、入れ歯、矯正装置などが粘膜に当たっている場合は、歯科で原因を確認できます。

一方で、舌や粘膜の症状が長引く場合や、白い・硬い・痛くない病変がある場合は、口腔外科での相談が適していることもあります。

歯や被せ物が原因なら歯科で確認できる

口内炎が同じ場所に繰り返しできる場合、歯や被せ物、詰め物、入れ歯などが粘膜に当たっていることがあります。

たとえば、欠けた歯の尖った部分が頬や舌に当たっている、古い詰め物や被せ物の段差が粘膜をこすっている、入れ歯が合わずに傷ができているといったケースです。

このような場合は、歯科医院で歯や補綴物の状態を確認し、必要に応じて調整することで、刺激が減り、口内炎が改善しやすくなることがあります。

特に、次のような場合は歯科医院での相談がおすすめです。

同じ場所に何度も口内炎ができる

歯や被せ物が当たっている感じがある

入れ歯や矯正装置がこすれて痛い

噛み合わせで頬や唇を噛みやすい

虫歯や歯の欠けがある

舌・粘膜の症状は口腔外科で相談できる

舌、頬の内側、唇、歯ぐきなどの粘膜にできた症状は、口腔外科で相談できます。

特に、舌の裏や舌の側面は自分では見えにくく、口内炎なのか、別の粘膜疾患なのか判断しにくい場所です。

白い部分がある、赤くただれている、触ると硬い、しこりのように感じる、痛みは弱いのに長引くといった場合は、口腔外科で確認してもらうと安心です。

口腔外科では、口内炎だけでなく、口腔粘膜の病気、舌の病変、顎や口まわりの症状なども相談できます。

2週間以上治らない口内炎や、見た目に変化がある病変は、自己判断せず専門的に診てもらうことが大切です。

子供の口内炎は小児歯科や小児科も選択肢になる

子供の口内炎は、頬を噛んだ傷、歯や矯正装置のこすれ、体調不良、ウイルス感染などが関係して起こることがあります。年齢によっては痛みをうまく説明できないため、食事や水分をとりたがらない、よだれが増える、機嫌が悪いといった変化も確認しましょう。

痛みが強くて食事や水分がとれない、発熱や発疹を伴う、口内炎を繰り返す、2週間以上治らないといった場合は、小児歯科や小児科で相談すると安心です。

歯の欠け、尖った詰め物、噛み合わせ、矯正装置など口の中の刺激が疑われる場合は小児歯科、発熱や全身症状、手足の発疹、喉の痛みなどを伴う場合は小児科が選択肢になります。

家庭では、刺激の強い食べ物や熱すぎる飲み物を避け、やわらかく食べやすいものと水分をとれるようにしましょう。市販薬を使う場合は、年齢に合うか薬剤師や医師に確認してから使うことが大切です。

口内炎が治らないときは歯医者?原因と受診目安を解説 図解3

喉の奥や全身症状がある場合は他科も検討する

口内炎に加えて、喉の奥の痛み、発熱、強いだるさ、皮膚の発疹、関節痛、首のリンパ節の腫れなどがある場合は、口の中だけの問題ではない可能性もあります。

このような場合は、歯科や口腔外科だけでなく、内科、耳鼻咽喉科、小児科などの医科での相談が必要になることがあります。

特に、喉の奥に症状がある場合は耳鼻咽喉科、発熱や全身の不調が強い場合は内科や小児科を検討するとよいでしょう。

よくある質問

口内炎が治らないときは何科に行けばよいですか?

口内炎が治らない場合は、まず歯科医院または口腔外科で相談するのが一般的です。

特に、2週間以上続く口内炎や、同じ場所に繰り返しできる口内炎は、原因を確認することが大切です。

発熱、強いだるさ、喉の痛み、皮膚の発疹など全身症状がある場合は、内科・耳鼻咽喉科・小児科などの受診も検討しましょう。

口内炎は歯医者で診てもらえますか?

はい、口内炎は歯科医院で診てもらえます。

特に、歯の尖った部分、詰め物・被せ物、入れ歯、矯正装置などが粘膜に当たっている場合は、歯科医院で確認や調整ができます。

「いつも同じ場所にできる」「歯や被せ物が当たっている感じがある」という場合は、歯科で相談するとよいでしょう。

舌の口内炎が治らない場合は危険ですか?

舌の口内炎がすべて危険というわけではありません。

ただし、舌は歯や被せ物の刺激を受けやすく、治りにくいことがあります。

特に、2週間以上治らない、白い・赤い変化がある、触ると硬い、しこりのように感じる、出血しやすいといった場合は注意が必要です。舌の症状は自分では確認しにくいため、長引く場合は口腔外科で相談しましょう。

痛くない口内炎でも受診した方がよいですか?

痛みがない口内炎でも、長引く場合は受診をおすすめします。

口内炎は痛みを伴うことが多いですが、白い病変や硬さのある病変の中には、痛みが弱いものもあります。

特に、白い・硬い・痛くない病変が2週間以上続く場合や、しこり、色の変化、大きさの変化がある場合は、自己判断せず歯科医院や口腔外科で確認しましょう。

口内炎が治らないときに食べ物で気をつけることはありますか?

口内炎があるときは、粘膜への刺激を減らすことが大切です。次のようなものは、痛みを強めたり傷を刺激したりすることがあります。

  • 辛いもの
  • 酸っぱいもの
  • 熱すぎるもの
  • 硬いもの
  • 味の濃いもの

食事は、次のようなやわらかく刺激の少ないものを選ぶとよいでしょう。

  • うどん
  • おかゆ
  • 豆腐
  • 卵料理
  • スープ
  • ヨーグルト

また、睡眠不足や栄養バランスの乱れも口内炎が長引く原因になることがあるため、体調を整えることも大切です。

まとめ

口内炎は、一般的には1〜2週間ほどで自然に改善することが多い症状です。

しかし、2週間以上たっても治らない場合や、1週間経っても改善傾向がない場合は、単なる口内炎ではなく、別の原因が関係している可能性があります。

特に、同じ場所に繰り返しできる、歯や被せ物が当たっている、入れ歯や矯正装置がこすれている、口の中が乾燥している、疲れやストレスが続いている場合は、口内炎が治りにくくなることがあります。

また、次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 白い・硬い・痛くない病変
  • しこり
  • 色の変化
  • 出血しやすい症状

口腔がんや粘膜疾患などは、見た目だけで判断できないため、自己判断で放置しないことが大切です。

市販薬や食事の工夫で症状がやわらぐこともありますが、改善しない場合や長引く場合は、歯科医院や口腔外科で原因を確認しましょう。

発熱や全身のだるさ、喉の痛みなどを伴う場合は、内科・耳鼻咽喉科・小児科など医科の受診も検討してください。

「そのうち治るだろう」と我慢し続けず、治らない・繰り返す・いつもと違うと感じたときは、早めに専門機関へ相談することが、安心と早期対応につながります。